
Microsoft Copilotとは?何ができる?Word・Excel・Teamsでの使い方を初心者向けに解説
「最近よく聞くCopilotって何?」
「生成AIを使うと、仕事がどう変わるの?」
「WordやExcelでもAIが使えるって本当?」
生成AIの普及とともに、「Microsoft Copilot」という言葉を目にする機会が増えてきました。
一方で、Copilotにはさまざまな機能があることから、
「結局、何ができるのかわからない」
「自分の仕事にどう役立つのかイメージできない」
という方も多いのではないでしょうか。
Microsoft Copilotは、文章作成や情報整理、データ分析、メール作成、会議内容の整理など、さまざまな仕事をAIでサポートするサービスです。
特にMicrosoft 365を利用している場合、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Teamsなど、普段使っているアプリと組み合わせて活用できることが大きな特徴です。*1
この記事では、生成AIを初めて使う方に向けて、Microsoft Copilotとは何か、どのような仕事に使えるのか、WordやExcelなどでは何ができるのかを、できるだけ専門用語を使わずに解説します。
目次[非表示]
- 1.Microsoft Copilotとは?
- 2.Copilotでは何ができる?
- 3.Word × Copilot|文書作成の“最初の一歩”を早くする
- 4.Excel × Copilot|データから知りたいことを見つける
- 5.PowerPoint × Copilot|資料作成のたたき台を作る
- 6.Outlook × Copilot|読む・書く時間を減らす
- 7.Teams × Copilot|会議の振り返りを楽にする
- 8.Copilotを使えば仕事をすべて任せられる?
- 9.Copilotを上手に使うポイントは「お願いの仕方」
- 10.まずは「少し面倒な仕事」から使ってみる
- 11.企業でCopilotを使う場合はMicrosoft 365環境も重要
- 12.まとめ|Copilotは「仕事を手伝ってくれるAI」
- 13.Microsoft 365の導入・活用にお悩みならアイエスエフネットへ
Microsoft Copilotとは?
Microsoft Copilotは、Microsoftが提供するAIアシスタントです。
「Copilot」という言葉には、英語で「副操縦士」という意味があります。
飛行機では、パイロットの隣で副操縦士が操縦をサポートします。
Microsoft Copilotも同じように、人の代わりにすべての仕事をするのではなく、人が行う仕事をAIがサポートするものと考えるとわかりやすいでしょう。
たとえば、
- この文章を短くまとめて
- 取引先へのメールの下書きを作って
- この資料のポイントを教えて
- このデータから傾向を分析して
- 会議で決まったことを整理して
といった指示を出すことができます。
Microsoftでは、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Teamsなど、Microsoft 365のさまざまなアプリでCopilotを活用できるようにしています。*1
*1 出典:Microsoft Support「Microsoft Copilot でできること」
https://support.microsoft.com/ja-jp/office/what-you-can-do-with-microsoft-copilot
Copilotでは何ができる?
Copilotの活用方法は多岐にわたります。
まずは、日常業務の中でイメージしやすい使い方から見てみましょう。
文章を作る
Copilotに、
「取引先へのお礼メールを作って」
「社内向けのお知らせ文を作って」
「企画書のたたき台を考えて」
などと依頼することで、文章の下書きを作成できます。
何もない状態から文章を考えるのではなく、最初の案をAIに作ってもらい、それを人が修正して仕上げるという使い方ができます。
長い文章を要約する
長いメールや資料を読むのに時間がかかることもあります。
そのようなときは、
「この文章を3つのポイントにまとめて」
「重要な部分だけ教えて」
とCopilotに依頼できます。
文章の全体像や重要なポイントを短時間で把握したい場合に便利です。
情報を調べる
Copilotを使って、知りたいことについて質問することもできます。
たとえば、
「生成AIとは何か初心者向けに説明して」
「このテーマについて調べるときのポイントを教えて」
といった使い方です。
Copilotは、Web上の公開情報などを利用して回答することができます。*2
ただし、AIが生成した回答が常に正しいとは限りません。
重要な情報については、回答の根拠となる情報や公式情報を確認することも大切です。
*2 出典:Microsoft Support「Copilot は、プロンプトに応答するためにどのような情報を使用しますか?」
https://support.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365-copilot/what-information-does-copilot-use-to-answer-my-prompt
アイデアを出してもらう
Copilotは、企画やアイデアを考えるときにも利用できます。
たとえば、
「社内イベントの企画案を10個考えて」
「新入社員向けの研修テーマを提案して」
「この商品のキャッチコピー案を考えて」
といった使い方です。
Copilotが出した案をそのまま採用するのではなく、考えるための材料を増やす道具として使うとよいでしょう。
Copilotは、こうした日常業務に加えて、Microsoft 365の各アプリと組み合わせることで、さらに幅広く活用できます。

Word × Copilot|文書作成の“最初の一歩”を早くする
Wordでは、文章の作成や書き換え、要約などをCopilotに手伝ってもらうことができます。*3
たとえば、
「この内容をもとに報告書を作って」
「この文章をさらにわかりやすくして」
「この資料を300文字程度で要約して」
といった使い方ができます。
特に、
「文章を書き始めるまでに時間がかかる」
「報告書や企画書を作る機会が多い」
という場合に活用しやすい機能です。
完成した文章をすべてAIに任せるのではなく、まず下書きを作ってもらい、人が確認・修正することで文章作成の負担を軽減できます。
Excel × Copilot|データから知りたいことを見つける
ExcelのCopilotでは、データについて自然な言葉で質問するだけでなく、表や数式、グラフなどを作成・編集する作業も支援してもらえます。
また、「Edit with Copilot」では、チャットでやりたいことを伝えながらブックを編集でき、Pythonを活用した高度なデータ分析や可視化にも対応しています。*6
たとえば、
「売上が高い商品を教えて」
「売上推移がわかるグラフを作って」
「このデータを整理して、傾向を分析して」
「このデータを使って、より高度な分析や可視化をして」
といった指示ができます。
これまでのように、
「どのExcel機能を使えばよいか」
から考えるのではなく、
「何を知りたいのか」を言葉で伝える
という使い方ができるのが特徴です。
*6 出典:Microsoft Learn「Microsoft 365 Copilot のリリース ノート」
https://learn.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/copilot/release-notes
PowerPoint × Copilot|資料作成のたたき台を作る
PowerPointで資料を作るとき、
「構成を考えるだけで時間がかかる」
「何からスライドにすればよいかわからない」
ということもあるでしょう。
PowerPointのCopilotでは、プロンプトや既存のコンテンツをもとにプレゼンテーションを作成したり、内容を要約・編集したりできます。*3
たとえば、
「このWord資料をもとにプレゼンテーションを作って」
「新入社員研修について10枚程度のスライド構成を考えて」
といった使い方ができます。
Copilotに完成版を作ってもらうというより、資料作成のスタート地点を作ってもらうと考えると使いやすいでしょう。
Outlook × Copilot|読む・書く時間を減らす
毎日の仕事の中で、メールの確認や作成に多くの時間を使っている方も多いのではないでしょうか。
Outlookでは、
- メールの下書き
- メールスレッドの要約
- 文面の改善
などにCopilotを利用できます。*3
たとえば、
「このメールを要約して」
「このメールへの丁寧な返信文を作って」
と依頼できます。
特に長いメールのやり取りを確認する場合や、メールを書く機会が多い場合には、活用しやすい機能です。
*3 出典:Microsoft Learn「Microsoft Copilot とは?」
https://learn.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/copilot/microsoft-365-copilot-overview
※3~6章のMicrosoft 365アプリに関する記述は、上記のMicrosoft公式情報を共通の出典として参照しています。
Teams × Copilot|会議の振り返りを楽にする
Teamsでの会議にもCopilotを活用できます。
Microsoftでは、TeamsのCopilotを使って会議内容を整理したり、議論のポイントやアクションアイテムを確認したりすることができると説明しています。*1
たとえば、
「この会議では何が決まりましたか?」
「私が担当する作業を整理して」
「ここまでの議論をまとめて」
といった質問ができます。
会議に途中から参加した場合や、会議終了後に内容を振り返りたいときにも活用できます。
Copilotを使えば仕事をすべて任せられる?
ここまで見ると、
「仕事をすべてCopilotに任せられるのでは?」
と思うかもしれません。
しかし、Copilotはあくまでも人の仕事を支援するAIです。
AIが生成した文章や回答には、誤りや不足した情報が含まれる場合があります。
そのため、
「Copilotが出した答えだから正しい」
と判断するのではなく、
「Copilotにたたき台を作ってもらい、最後は人が確認する」
という使い方が重要です。
たとえばメールであれば、
という流れになります。
Copilotは「人の代わりに仕事をするAI」というより、仕事を早く進めるためのアシスタントと考えるとわかりやすいでしょう。
Copilotを上手に使うポイントは「お願いの仕方」
Copilotを使ううえで覚えておきたい言葉が「プロンプト」です。
プロンプトとは、Copilotに入力する指示や質問のことです。
たとえば、
「メールを書いて」
という指示だけでは、どのようなメールを書けばよいのか判断するための情報が不足しています。
そこで、
「昨日の打ち合わせについて、取引先へ送るお礼メールを作成してください。丁寧なビジネスメールにしてください」
と伝えると、より目的に合った回答を得やすくなります。
Microsoftでは、効果的なプロンプトを考える際の要素として、
- 目標
- コンテキスト
- ソース
- 期待値
を紹介しています。*4

たとえば、
という形です。
最初から難しく考える必要はありません。
まずは、「何をしてほしいのかを具体的に伝える」ところから始めてみましょう。
*4 出典:Microsoft Support「Microsoft Copilot で優れたプロンプトを書く」
https://support.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365-copilot/write-a-great-prompt-in-microsoft-365-copilot
まずは「少し面倒な仕事」から使ってみる
Copilotを初めて使うと、
「何に使えばよいかわからない」
と感じることがあります。
その場合は、普段の仕事の中にある「少し時間がかかっている作業」を探してみましょう。
たとえば、
- 毎日似たようなメールを書いている
- 長いメールを読むのに時間がかかる
- 会議後に内容を整理している
- 報告書を書くのに時間がかかる
- Excelのデータ確認が大変
- PowerPointの構成を考えるのが大変
といった作業です。
最初から業務全体をAIに任せようとする必要はありません。
「この作業の一部分をCopilotに手伝ってもらえないか?」
と考えるところから始めると、活用方法を見つけやすくなります。
活用の流れを整理すると、次のように考えることができます。

企業でCopilotを使う場合はMicrosoft 365環境も重要
個人でCopilotを試す場合と、企業として本格的に利用する場合では、考えるべきポイントが少し異なります。
企業で利用する際には、
- 現在利用しているMicrosoft 365のプラン
- 利用するCopilotの種類
- 誰が利用するのか
- 社内データをどのように扱うのか
- セキュリティやアクセス権限
- 社員への使い方の教育
- 導入後の問い合わせ対応
などを整理する必要があります。
Microsoft 365アプリで利用できるCopilotの機能も、契約しているサブスクリプションやCopilotライセンスによって異なります。*5
そのため、企業でCopilotを本格的に利用するときは、Copilotだけではなく、その土台となるMicrosoft 365環境もあわせて確認することが重要です。
*5 出典:Microsoft Support「所有している Copilot ライセンスの種類」
https://support.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365-copilot/what-copilot-license-do-i-have
まとめ|Copilotは「仕事を手伝ってくれるAI」
Microsoft Copilotは、文章作成、情報整理、データ分析、資料作成、メール作成、会議内容の整理など、さまざまな仕事をサポートするAIです。
特にMicrosoft 365を利用している場合には、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Teamsなど、普段利用しているアプリの中で活用できます。
ただし、初めから難しい使い方をする必要はありません。
まずは、
「メールの下書きを作ってもらう」
「長い文章をまとめてもらう」
「アイデアを出してもらう」
といった身近な作業から試してみるとよいでしょう。
また、Copilotが生成した回答をそのまま利用するのではなく、人が内容を確認しながら使うことも大切です。
Copilotは、人の仕事をすべて置き換えるものではありません。
「少し時間がかかっている仕事を手伝ってもらうAI」
というところから始めてみると、活用のイメージをつかみやすくなるでしょう。
企業で本格的に利用する場合には、Copilotの種類やライセンス、セキュリティ、Microsoft 365環境などについても確認する必要があります。
Microsoft 365の導入・活用にお悩みならアイエスエフネットへ
Copilotを企業で活用するためには、その土台となるMicrosoft 365環境を適切に整えることも重要です。
「自社に合ったMicrosoft 365のプランがわからない」
「すでにMicrosoft 365を導入しているが、十分に活用できていない」
「導入後の運用や社員への教育まで相談したい」
といった課題がある場合は、Microsoft 365の導入・運用体制を一度見直してみるのもよいでしょう。
アイエスエフネットでは、Microsoft 365の移行計画、設計・構築、データ移行、セキュリティ、ユーザートレーニング、導入後の運用・ヘルプデスクまで幅広く支援しています。
新規導入だけでなく、すでにMicrosoft 365を利用している企業の活用支援にも対応しています。
■Microsoft 365の導入・活用について詳しくはこちら
※この記事は2026年9月時点のMicrosoft公開情報をもとに作成しています。利用できる機能は、Microsoft 365の契約プランやライセンス、管理者の設定、機能の展開状況などによって異なる場合があります。








