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1年で退職した経験のある人を中途採用してもよい?判断基準と採用するメリットを徹底解説

中途採用者のなかには、1年で退職した経験を持つ人も少なくありません。1年で仕事を辞めた人材を採用してもよいのか、それとも採用すべきではないのか、判断ができないケースもあるでしょう。本記事では、1年で退職した人材を中途で採用すべきかについて、分かりやすく解説します。

目次[非表示]

  1. 1.中途採用(経験者採用)とは
  2. 2.中途採用者が1年で退職する主な理由
    1. 2.1.会社の雰囲気が合わなかった
    2. 2.2.会社が成長しないと判断した
    3. 2.3.ワークライフバランスの充実が難しかった
    4. 2.4.同僚や上司とうまくいかなかった
    5. 2.5.キャリアアップが狙えないと考えた
    6. 2.6.教育体制が整っていなかった
    7. 2.7.思っていた業務内容と違った
  3. 3.中途入社の人を採用するメリット
    1. 3.1.即戦力として活躍してくれる
    2. 3.2.育成にかかるコストが削減できる
    3. 3.3.人材が必要なタイミングで雇える
  4. 4.1年で辞めた中途入社者を採用すべき?採用の有無を決める基準
    1. 4.1.福利厚生や給与などを充実させられる
    2. 4.2.選考で問題ない人材だと判断した
    3. 4.3.会社のサポート体制が整っている
    4. 4.4.職歴やスキルが優れている
    5. 4.5.社風に合いそうだと判断した
  5. 5.中途採用の体制が整わない場合の対処法
    1. 5.1.ITを活用して人事の負担を減らす
    2. 5.2.業務委託や派遣も活用する
    3. 5.3.業務効率化を進める
  6. 6.まとめ

中途採用(経験者採用)とは

そもそも中途採用とは、企業が新卒採用以外に、経験を持つ社会人から採用を行うことを指します。具体的には、すでに他社や同業他社で働いている人や、退職後に再就職する人などを対象とする採用方法が該当します。一般的な採用目的としては、欠員の補充、事業拡大に伴う人員増強、高度な専門スキルを持つ人材の獲得、ダイバーシティの推進などが考えられます。また、近年は中途採用から「経験者採用」や「キャリア採用」などに呼称を改める企業が増えています。
中途採用によって職場の多様性を広げ、新規事業に備えることもあります。

中途採用者が1年で退職する主な理由

中途採用者に該当する人のなかには、わずか1年で退職したケースもあります。中途採用者がなぜ1年で退職することになったのか、考えられる主な理由を解説します。

会社の雰囲気が合わなかった

就職に成功したけれど、新しい職場に適応できなかったり、コミュニケーションが取りづらかったりするケースは多いです。職場の人間関係や文化が自分に合わないと感じた場合、ストレスが負担となって短期間で退職を決意することがあります。短期間での退職を防ぐには、応募者が仕事で何を重視しているのかを理解し、前職と同じ理由で会社を辞める可能性があるかを面接などで判断することが重要です。

会社が成長しないと判断した

中途採用者は、前職で培ったスキルや経験を活かし、成長が期待できる会社を求めて転職する場合が多いです。そのため会社が成長していないと感じると、今後のキャリアアップに不安を覚えて、入社後1年で退職を決意するケースもあります。成長が見込めないと判断される要因を分析しつつ、応募者がどのようなキャリアアップを求めて転職しているのか理解することが必要です。

ワークライフバランスの充実が難しかった

中途採用者は、キャリアアップや報酬アップを目的に入社することが多いです。しかし、長時間労働や休日出勤などが続くと、仕事とプライベートの両立が難しくなり、ストレスや疲れが蓄積してしまうリスクもあります。結果的に仕事でパフォーマンスを発揮できなくなり、1年での退職につながるケースもあり得ます。

同僚や上司とうまくいかなかった

中途採用者が新しい職場の文化や人間関係と反りが合わず、上司や同僚とコミュニケーションが取れないことが退職の原因になることもあります。面接時には退職理由を確認し、応募者が前職で上手くいかなかった理由を把握することで、入社後に発生する問題を事前に解決できる可能性があります。同時に、前職での問題が自社では起こり得ないことだと感じたなら、その旨を説明することで安心して入社してもらえます。

キャリアアップが狙えないと考えた

中途採用者は即戦力として期待されることが多いため、スムーズなキャリアアップが可能だと考えて転職するケースがあります。しかし、実際には上司が中途採用者の能力を見抜けず、適切な指導がなされないことも少なくありません。そのため、キャリアアップが狙えず、1年以内の離職につながります。

教育体制が整っていなかった

転職者にとって教育体制が整っていないことは、仕事に対するモチベーションの低下を招きます。職場での引き継ぎが適切に行われず、指導もされずに放置されると、退職を決意する理由になり得ます。応募者が教育体制に不安を抱いている場合、自社の環境を積極的にアピールしましょう。

ただし、誇張しすぎた表現になると、採用後にミスマッチが発生する可能性があるため、あくまで事実を述べることがポイントです。

思っていた業務内容と違った

思っていた業務内容と違うという理由で、1年以内に転職したケースも珍しくありません。明確にやりたい仕事やキャリアプランが構築されている場合、想定外の仕事を任されるとモチベーションが下がり、1年で退職することになる可能性があります。採用活動の際には求人票や企業のWebサイトで掲載する情報の正確性を重視し、応募者に勘違いをさせないための配慮が必要です。また、面接時にも業務内容を適切に示し、認識の齟齬が起きないように備えます。

中途入社の人を採用するメリット

中途入社の人を採用することには、さまざまなメリットがあります。以下では、中途入社で人材を採用するメリットについて解説します。

即戦力として活躍してくれる

即戦力として期待できる人材を獲得できる点は、中途採用を進めるメリットの1つです。求めている人材を短期間で採用できる可能性があるため、採用プロセスにかける時間と労力を最小限に抑えられます。中途採用で即戦力の人材を採用することは決して簡単ではありませんが、求める人材に出会えれば、企業にとって好ましい結果をもたらすことに期待できます。

育成にかかるコストが削減できる

中途採用者はすでに一定のスキル・経験を有しているため、新卒採用者に比べて育成コストを削減できる点もメリットです。企業が投資した採用コストがより早く回収できるため、コストパフォーマンスに優れています。スキルや経験を持つ人材の確保は企業の技術力向上につながり、競合他社と差別化するきっかけにもなり得ます。

人材が必要なタイミングで雇える

中途採用は、採用側の都合で1年中どのタイミングでも求人を出せます。そのため、欠員補充や既存事業の拡大、新規事業の立ち上げなど、必要な時期に必要な人材を確保可能です。採用する企業は、一定の経験や特定のスキルを持った人材を雇えるため、即戦力として早期に業務に貢献してもらえます。

また、中途採用は新卒採用に比べて採用プロセスが短縮されることが多く、選考に時間をかけずにスピーディに採用を進めることも可能です。

1年で辞めた中途入社者を採用すべき?採用の有無を決める基準

中途採用を検討する際には、「1年で辞めた人を採用すべきか」という問題に悩むことがあります。以下では、1年で辞めた経歴を持つ人材を採用する際の基準について解説します。

福利厚生や給与などを充実させられる

中途採用者の給料は、企業の人事制度に基づいて決定されることが一般的です。企業と採用者の両者が納得しやすく、既存社員とのバランスが取れた金額を設定することが重要です。中途採用者に対して、既存社員と同等の待遇を提供することが可能かどうかで、採用を判断するのも1つの方法です。

選考で問題ない人材だと判断した

選考で問題ない人材だと判断した場合にも、採用を検討すべきです。1年以内で転職する人のなかには、何らかの問題を抱えている場合もあります。しかし、選考で適切な回答ができているのなら、採用してもトラブルに発展しない可能性があります。

一方で、面接では通常よりも自分を良くみせるために、言動に注意することが一般的であるため、本質を見抜くための判断力が求められます。可能であれば適正検査も取り入れ、面接内容と合わせて、総合的に判断することをおすすめします。

会社のサポート体制が整っている

中途採用・経験者採用のニーズが高まっている昨今、入社後のサポート体制が整っているかどうかは求職者にとって重要なポイントです。中途採用を検討するのなら、入社に向けてスムーズなサポートを心がけて、採用者の内定辞退を防ぐのがポイントです。そのほか、新卒向けのものとは別に、中途採用者向けに分かりやすいマニュアルを用意できれば、1年で辞めた経歴を持つ人材も定着させることが可能です。

職歴やスキルが優れている

職歴・経験・スキルを基準にして、採用の可否を決めるのも1つの方法です。業務に必要なスキルを持っていることが前提となる一方で、問題解決能力やコミュニケーション能力など、職場で役立つ汎用性の高い能力を持つ人も採用対象になり得ます。選考段階では、総合的なスキルを考慮して、採用を決定することがポイントです。

社風に合いそうだと判断した

応募者が自社の社風に合いそうだと選考で判断した場合にも、採用が検討されます。業務に関して高いスキルを持っていたとしても、社風に合わない人材の場合、業務をこなしていくことは困難となります。自社のカラーに合う人材を優先して採用することは、離職率を下げる結果にもつながる可能性があります。社風という無形の要素も考慮して、採用を決定するのも1つの方法です。

中途採用の体制が整わない場合の対処法

中途採用を実施する際には、さまざまな環境・体制の確立が必要です。以下では、中途採用の体制が整わない場合の対処法について解説します。

ITを活用して人事の負担を減らす

中途採用においては、IT技術を積極的に活用することで人事の負担を軽減できます。採用業務の自動化、オンライン面接や評価ツールの導入などが、効果を発揮するでしょう。人事の時間と労力を削減し、採用プロセスの効率化につなげるのも1つの手段です。

業務委託や派遣も活用する

中途採用が難しい場合には、業務委託や派遣を活用することで人材を確保することも検討されます。業務委託や派遣は、採用プロセスを省略しつつ、即戦力として期待できる人材の導入が可能な点がメリットです。ただし、費用や契約期間、雇用形態に関するリスクなどもあるため、企業のニーズに合わせて慎重に検討しましょう。

業務効率化を進める

中途採用の体制が整わない場合、業務効率化を進めることで人材不足を解消できる場合があります。業務プロセスの見直しや改善、自動化の導入、外部サービスの活用などが有効な手段となり得ます。生産性向上やコスト削減につながることにも期待できるため、中途採用活動の開始と併せて、業務効率化を図るのもおすすめです。

まとめ

中途採用は、人手不足を補うための有効な手段の1つです。1年で退職した経歴を持つ人材でも、その能力やモチベーションをしっかりと見抜ければ、中途採用後の活躍に期待できます。この機会に1年で退職した人を中途採用する際のポイントを、ぜひチェックしてみてください。中途採用を実現するには、ITによる人材の負担軽減や、外部サービスを活用した体制の構築が求められます。

体制が整わない場合には、まず安定したインフラを構築するために、ITインフラエンジニアを採用する方法がおすすめです。「アイエスエフネットのITインフラエンジニア派遣サービス」は、ITインフラサービス専門の派遣会社として、最大級の規模と実績を持ちます。派遣であるためピンポイントで必要な人材をアサインし、必要な期間だけ戦力としてご活用いただけます。

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