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AWS全12種類の資格を紹介!目的に合わせた資格取得でキャリアアップしよう

インフラエンジニアとしてのキャリアアップを目指すうえで、AWS認定資格の取得は欠かせません。
クラウド時代において、世界中で利用されているAWSの知識を身に着けることで、キャリアの可能性が広がります。
この記事では、AWS資格の種類とAWS資格を取得することで、インフラエンジニアのキャリアにどのようなメリットがあるのかについて解説します。

目次[非表示]

  1. 1.AWS認定資格の種類
  2. 2.基礎レベル
    1. 2.1.AWS 認定クラウドプラクティショナー
  3. 3.アソシエイトレベル
    1. 3.1.AWS 認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト
    2. 3.2.AWS 認定デベロッパー - アソシエイト
    3. 3.3.AWS 認定SysOps アドミニストレーター - アソシエイト
  4. 4.プロフェッショナルレベル
    1. 4.1.AWS 認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル
    2. 4.2.AWS 認定 DevOps エンジニア - プロフェッショナル
  5. 5.専門知識レベル
    1. 5.1.AWS認定 アドバンスドネットワーキング
    2. 5.2.AWS認定 データアナリティクス
    3. 5.3.AWS認定 データベース
    4. 5.4.AWS認定 機械学習
    5. 5.5.AWS認定 セキュリティ
    6. 5.6.AWS認定 SAP on AWS
  6. 6.まとめ

AWS認定資格の種類

AWS資格はサービスのさまざまな側面に特化した知識やスキルにより、12種類の資格があります(2023年6月19日現在)
またそれらは、難易度や種別で「基礎」、「アソシエイト」、「プロフェッショナル」、「専門知識」の4つに分類されています。

基礎

AWS 認定クラウドプラクティショナー

アソシエイト



AWS 認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト

AWS 認定デベロッパー - アソシエイト

AWS 認定SysOps アドミニストレーター - アソシエイト

プロフェッショナル


AWS 認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル

AWS 認定 DevOps エンジニア - プロフェッショナル

専門知識






AWS認定 アドバンスドネットワーキング

AWS認定 データアナリティクス

AWS認定 データベース

AWS認定 機械学習

AWS認定 セキュリティ

AWS認定 SAP on AWS

基礎レベル

AWS 認定クラウドプラクティショナー

AWS 認定クラウドプラクティショナーは、AWSの認定資格のなかでも最も基本的な資格ですが、AWSクラウドサービスの基本的な概念やアーキテクチャに関する、総合的な知識を持っていることを証明する資格です。
この資格を取得することで、AWSの基礎知識や、クラウド環境での作業に必要な最低限のスキルセットを保有していることを証明することができます。
また、この資格はAWS認定の基盤となるものであり、より高度なAWS資格を目指すための足がかりにもなります。
AWSについて0から学習を始めるという方は、まずこの資格の取得を目指すのが良いでしょう。

アソシエイトレベル

AWS 認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト

AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイトは、AWSクラウド上でのアプリケーションや、システムのアーキテクチャ設計に関する高度なスキルを持っていることを証明する資格です。
この資格を取得することで、クラウドベースのシステムを設計・構築する際に必要な知識とベストプラクティス(最善の方法)を保有していることを証明することができます。
AWS認定資格の中でも、認知度が高い資格となるので、AWSの知識の有無を、この資格の所有有無で紐づけている企業も少なくありません。
したがって、他のクラウドプロフェッショナルや社内外に対して自信を持つことができる資格といえるでしょう。

AWS 認定デベロッパー - アソシエイト

AWS 認定デベロッパー - アソシエイトは、AWSクラウド上でのアプリケーション開発に関連するスキルを証明する資格です。

取得することで、AWS SDKやツールを使用した開発プロセスに関する理解を深めることができます。
他のAWS認定資格との違いは、開発者の視点からAWSを活用するスキルの強化や、クラウドベースのアプリケーション開発に関連する知識の獲得に焦点を当てている点です。
インフラエンジニアとして活躍の幅を広げる場合において、開発チームとの連携は不可欠です。
この資格を通して、開発スキルの向上やAWSサービスの活用力の向上、アプリケーションのセキュリティやスケーラビリティ(拡張性)の理解が可能となり、開発チームとの協力を強化し、より効果的なコミュニケーションを図ることもできます。

AWS 認定SysOps アドミニストレーター - アソシエイト

AWS 認定 SysOps アドミニストレーター - アソシエイトは、AWS クラウド環境内でのシステムおよびリソースの管理に関する、実践的なスキルを持っていることを証明する資格です。
この資格を取得することで、AWS ベースのインフラストラクチャの設計、運用、および管理に関して、企業や組織の要件に応じた適切なソリューションを提供できることを示すことができます。
他のAWS認定資格と比較すると、システムの監視や最適化、セキュリティの強化、運用チームとの連携に重点を置いています。
これにより、インフラの信頼性と効率性を向上させることができるアピールとなり、他のAWS認定資格との差別化を図るための有用な資格となります。

プロフェッショナルレベル

AWS 認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル

AWS 認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナルは、AWS クラウド上で複雑かつ大規模なアーキテクチャの設計と展開に関して、高度なスキルを持っていることを証明する資格です。
この資格を取得することで、インフラエンジニアとして高度なアーキテクチャ設計スキル、スケーラビリティの最適化、セキュリティの専門知識、ビジネスニーズの理解が深まります。
複雑なプロジェクトに対応できるので、今後ますます需要が加速するAWSにおいて常に最先端のスキルと、それに伴う成果に貢献できる能力を身につけることができます。

AWS 認定 DevOps エンジニア - プロフェッショナル

AWS 認定 DevOps エンジニア - プロフェッショナルは、ソフトウェア開発と運用の統合を推進し、効率的なデリバリープロセスと信頼性の高いインフラストラクチャを構築する能力を証明する資格です。
この資格の取得により、DevOpsの実践スキル、運用の自動化、IaC、モニタリング、トラブルシューティングの専門知識を身に着けることができます。
今後の需要と共に、複雑化が予想されているクラウドシステム環境において、DevOpsエンジニアの需要も高まると考えられることからも、取得を目指す価値があります。

専門知識レベル

AWS認定 アドバンスドネットワーキング

AWS認定アドバンスドネットワーキングは、AWS クラウド上のネットワーキング設計と最適化において、高度なスキルを持っていることを証明する資格です。
取得することで、複雑なネットワーキング要件に対応し、セキュアでパフォーマンスの高いネットワークインフラストラクチャを構築する能力を示すことができます。
VPC設計、ネットワークセキュリティ、ルーティング、トラフィック制御や、オンプレミス環境とAWSクラウドの統合、ハイブリッドネットワーキングの設計や実装も可能となりますので、ネットワークエンジニアとして、AWS領域にも活躍の幅を広げることができます。

AWS認定 データアナリティクス

AWS認定データアナリティクスは、AWSのデータツールやサービスを使用してデータパイプラインを構築し、データの収集、変換、分析、視覚化を効果的に行うスキルを持っていることを証明する資格です。
この資格を取得することで、データ分析スキル、大規模データ処理経験、データセキュリティ、ビッグデータエコシステムなど、ビジネスニーズに合わせたデータソリューションを提供する能力をアピールできます。
これまで、データ分析や分析に関するサービス、製品を運用したことがあり、今後の需要にも柔軟に対応したい、と考えているエンジニアにはうってつけの資格です。

AWS認定 データベース

AWS認定データベースは、AWSのデータベースを設計、構築、管理する能力を持っていることを証明する資格です。
取得することで、データベース管理の専門知識、高可用性とスケーラビリティの設計、パフォーマンス最適化、データベースセキュリティのスキルを深めることができます。
また異なるデータベースエンジン(RDS、DynamoDB、Auroraなど)の設計や最適化、高可用性の構築、パフォーマンスチューニング、セキュリティ対策など、幅広いデータベース関連のスキルも身に着きます。
現代のビジネスはますますデータ駆動型になっており、意思決定や戦略策定においてデータを活用することが求められています。
データベースの重要性がますます認知されている昨今で、本資格を取得することは今後のキャリアに大きくプラスに作用するでしょう。

AWS認定 機械学習

AWS認定 機械学習は、AWSの機械学習サービスに関する高度な知識とスキルを証明する資格です。
これにより、機械学習モデルの構築、トレーニング、デプロイメント、モデルの監視と改善を行う能力を示すことができます。
具体的には、AWSの機械学習サービス(SageMakerなど)を使用してデータの前処理、特徴量エンジニアリング、モデルの選択、トレーニング、ハイパーパラメータチューニングなどを実施するスキルです。
これにより、AWSを活用した機械学習ソリューションの提供やビジネスの課題解決に貢献することができます。
機械学習もデータベースと同じく、ビジネスにおいて需要が上がってきています。クラウドベースの機械学習を学ぶことで、よりキャリアの幅を広げることができるでしょう。

AWS認定 セキュリティ

AWS認定セキュリティは、AWSにおけるセキュリティリスクの把握と改善、セキュリティポリシーの遵守、セキュリティインシデントの迅速な対応など、セキュリティ関連の専門知識を証明する資格です。
この資格を取得することで、セキュリティのベストプラクティスを適用する能力を向上させることができます。
ITの世界においてセキュリティは常に進化しており、新たな脅威や攻撃手法が現れます。
現代のクラウドコンピューティング環境においても同様です。
本資格を取得することで、インフラエンジニアとして非常に大きなアピールポイントになるでしょう。

AWS認定 SAP on AWS

AWS認定 SAP on AWSは、SAP環境の展開と管理に特化しており、SAP環境をAWS上で展開し、効率的に管理するためのスキルと知識を持っていることを証明する資格です。
この資格を取得することで、AWSクラウド上に適切なSAPシステムを移行、構築し、既存のオンプレミスシステムとの連携やデータの一貫性を確保するスキルが獲得できます。
SAPは企業の業務プロセスを統合し効率化するソリューションであり、AWS上で実行することで柔軟性と拡張性を備えたビジネスアプリケーション環境を構築できます。
これまでSAP環境の経験があるエンジニアは次のステップとして本資格の取得をすることでワンランク上のエンジニアを目指せるでしょう。

まとめ

AWS環境が加速するIT業界において、AWS認定資格の取得は、インフラエンジニアとしてのキャリアアップに不可欠となってきています。
各資格を理解することは、異なる専門領域をカバーし、AWSプラットフォームの知識とスキルを深めるきっかけになります。
また、認定資格を取得することで、クラウドアーキテクチャやセキュリティ、データ分析、機械学習などの分野で専門家としての能力を証明し、さまざまなプロジェクトに参加するチャンスを得ることができます。
AWS認定資格は、あなたのキャリアの成長と市場価値向上につながる重要なステップです。
是非、目指すエンジニア像にむけて学習を進めてみてください。

アイエスエフネットではAWS認定資格をはじめ、CCNAやLPICなどの資格を取得したインフラエンジニアの派遣が可能です。
ご自身で取得するのではなく、AWSの知識を有したエンジニアが今すぐ必要だという方は、お気軽にお問い合わせください。


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村川 仁
村川 仁
アイエスエフネットで採用の担当をしています。未知識未経験からエンジニアとして中途で入社し、3年間エンジニアを経験しました。 エンジニア目線での転職、採用情報をお伝えできればと思います。 趣味はゲームで、最近はテトリスにはまっています!

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